事務所のトイレットペーパーが残り2ロールになってしまい、ついに始まってしまった滅亡へのカウントダウンに膝が震えているチビ太ですぅ。

今回は番外編でチビ太の為替初心者の頃の話です。

eBay輸出など海外取引をしていると為替が気になりますよね?

PayPalから日本円にexchangeする時に円安だと嬉しいですよね。

そんな身近なドル円にまつわる悲しいエピソードを一つ。

大暴落

現在 コロナウィルスの影響で世界同時株安が起こっていますが、

チビ太がFXをやり始めた当時

2007年頃に サブプライムショック と言われる事件がありました。

その翌年2008年頃に リーマンショック と呼ばれる事件も起こりました。

この二つの事件は為替に興味がない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

実は2007年サブプライムショックが騒がれる少し前に

中国元が発端のチャイナショックと呼ばれる世界同時株安 事件も起こっていたんです。

タイトルに釣られ 人の不幸話を肴に、楽しくこの記事を読み進めている皆さん!!(笑)

私がどの事件に巻き込まれて 大金を失ったのか気になりますよね?

その答えは、、、

 

 

 

全部です!!!!

 

全部の事件で余すところなく綺麗に負けています。

 

全ての事件もかなりの大暴落でしたが、2007年のサブプライムの辺りはたしか日経平均価格が18000円から7000円に急落して 買いでポジションを抱えていた私は寝れない夜を過ごしたものです。

 

 

FX会社

 

現在はおかげさまで相場で勝てるようになりましたが、相場を始めた頃は 具合が悪くなるくらい負けまくりました。

私は2005年くらいから 株式や為替の取引をしていまして、、
キャリアはまだ15年ほどですが、酸いも甘いもある程度の経験をしてきていると思います。

お金が無くなり相場から退場したこともありますし、ルール違反をしていないのに勝っているという理由だけで証券(FX)会社から一方的に口座を解約された事もあります。(ハイローオーストラリアなどの海外の会社ではなく、国内大手です)

信じられない人もいるかもしれませんが、彼らは合法のノミ行為をしており客が勝つとモロに会社の損失になります。

その反面 客が負ける(ほとんどの客が負ける)と負けた金額が会社の収益になるのです。

ですから、勝つ顧客に対して(弊社のルールに違反している等)との理由で一方的に口座を強制解約してくる業者もあります。

取引の際にスプレッドや取引手数料と呼ばれる各種手数料を客から徴収し、客が勝っても負けても手数料の売上で儲かるのが証券会社だというイメージをお持ちの方が多いと思いますが(私はそう思っていました)現実は違います。

顧客の奪い合いが激しく、大手に負けないように取引手数料(スプレッドを狭く)を安くして、その分ノミ行為をして収益を上げている会社が多いのが現実です。

ここ最近はいちいち調べていませんが、少し前まではFX会社が乱立しては潰れまくっていました。
民間零細企業(その辺のオッサン)がFX会社を経営していたりしていましたから。

 

インターバンクレートとは

 

本来、為替レートはインターバンク市場と言うところでレートが決まっています。
ですがインターバンクは民間人が取引できる市場ではありません。銀行間で取引する市場です。

一般人が為替取引をしたい場合はFX会社を通じて彼らに代行してもらうのです。

本来は1000万円以上からではないとインターバンクで取引出来ないのですが、FX会社が個人零細投資家からの注文を取りまとめて金額を大きくして取引してくれているのです。

FX会社が取りまとめた金額を実際に為替取引をしているか、自社で買い注文と売り注文を相殺してノミ行為をしているかは顧客にはわからないのです。

ここでお気づきの方がいると思います。

FX会社から提示されている為替レート 1ドル= 107.50円 、1ポンド=137.48円 などという価格は

FX会社が独自で決めているレートなんです。

因みに私たちが利用している PayPal も独自レートを採用しており手数料もメチャクチャ高いです。

今はAIや技術が進歩していて、各FX会社によってそこまでレートの違いはありませんが、15年くらい前は各社でレートのズレがありそのレートの価格差を狙って100%勝つ裁量取引(アービトラージ)という手法が流行ったりしていました。

業者とのイタチごっこですぐに使用できなくなるのですが、、、
薄利でも確実に利益になるので私の周囲にも稼いでいる人がいました。

当時 私にはFXのプログラムを作れる相棒がおりませんでしたのでアービ祭りには参戦していませんでした。

 

ストップ狩り

前述しましたが、

彼らは自社内のチャートで表示されている価格を操作することが可能なんです。

分かりやすい例で言うと
他所の業者のレートが107.50 円なのに A社だけは106.50と表示する事が出来るのです。

しかも一瞬だけ価格操作をすることにより、A社は莫大な利益を上げることが出来ます。

ストップ狩りと言われる行為です。

ポジション(注文)を保有している人は、レートがある一定の値に達したら自動で利益の確定(利確)、損失の確定(損切)をしてくれる注文をすることが出来るのですが(指値、逆指値注文と呼ばれています)

A社は価格操作をして本当はレートが損切り注文(逆指値)の値をつけていないのに、付けたテイにして参加者の損切り注文(逆指値)を勝手に約定(やくじょう)させることが往々にしてあるのです。

現実では1円もレートがずれることはありませんが、損切の注文を116.50円で入れている人がいたとしたら、他者は116.70円なのに、A社だけは 一瞬 116.50円になったテイにするんです。

損切の注文が勝手に約定されて損失が確定されてしまうんです。
このような不条理な事が日常茶飯事に行われているのがFX業界です。

生半可な覚悟で始めると、ケツの毛までむしり取られます。

私は何度もむしり取られ、

極寒の雪原に放り出された事があります。

本当に辛い思い出ですが、現在の自分があるのは当時の経験があるからだと思っています。

人生において良い経験ではありましたが、残りの生涯で2度と経験したくはありません。

「ストップ狩り」について詳しく知りたい方はググれば無限に出てきますので検索してみて見てくださいね。

2007年事件は起こった

 

2004年頃に私は単身で大阪に乗り込みモグリの人材派遣業、飲食店経営などをしながら生活していました。

数年の間に悪友やビジネスパートナーも増え、今は無きミナミの宗右衛門町パーキングに無駄に高い月極め駐車料金を払い、夜な夜な車を乗り付け夜のミナミで遊びまわっていた頃、、

※画像はイメージです。
宗右衛門町パーキングの1Fには敢えて高級外車が並べられており、自分もランボったら絶対に仲間入りしたる!!と思っていました。

 

悪友の一人がcasinoで大負けし始めて韓国ババアの高利貸しから借金するようになり(リアルでミナミの帝王の世界)

そこから様々な事件に発展していったりするのですがその話はまた今度。

悪友が毎晩casinoで負けていた時期。

ある日の帰り際にcasinoのボーイが何気なく言い放った

「〇〇さん。毎日毎日そんなごっつう負けとんのやったら、FXやった方がよっぽど ええんちゃいますか?」

という言葉を真に受けたおかげで

私と悪友はFXに出会ってしまったのです。

当時 FX会社の個人口座のレバレッジは100倍でした。(現在は25倍)

100万円を口座に入金すると、100万円×100倍=1億円の取引が可能でした。

私たちは右も左もわからないまま、なんとか口座を開設し二人で300万円づつ出し合って

悪友の証券会社に入金しました。

口座に600万円入れたので、6億円分取引が可能な状態です。

超初心者にとって危険この上ない金額です。

通常であれば、資金の内の何%かの取引をするのがセオリーですが、、

現在のようにネットで、様々な情報が落ちている訳でもなく、、

私たちの初めてのFX取引は、

 

 

勿論フルレバレッジ !!

\ 600,000,000 (6億円)パンパンで買いを入れました!!!

 

 

皆さんが大好きな USD/JPY を500万ドル買ったと記憶しています。

当時のレートは 1USD = 117円くらいだったと思います。

購入してすぐ、損益の画面を見た時 私たちは驚愕しました!!

画面に表示された金額は、

 

 

 

——- 口座損益   マイナス 200,000 ——–

 

 

 

 

「 えええええええっつつつつつつつ!!!!! 」(驚)

 

買ってから1秒しか経っていないのに、損益がマイナス20万円ですYO !!!

いくらキャバクラで毎晩豪遊していたといえど、1秒で20万円のマイナスは許容できるはずはありません。

 

「ううううおううおううおうおーーーおおおうう」(悪友)

 

悪友の唸り声が聞こえました。

 

「嘘やろっ!!!」(悪友)

「どないなっとんねん!!!!」(悪友)

 

チビ太も画面を3度見くらいしましたが、間違いではありません。

チビ太は何もわからずに悪友に 300万円 渡してるだけなので何が起こったか全然理解できていません。

 

FX会社で外国為替を取引する際、スプレッドと言われる手数料が必要になるのですが、
2006年当時 私たちが口座を開設した国内FX会社は、USD/JPY のスプレッドが 4銭(4pip)でした。

大体の国内FX会社は、USD/JPY のスプレッドが 3-4銭(3-4pip)でした。

私たちは 500万ドル 購入しているので、

4銭 × 500万ドル = \ 200,000 

間違いではありません。

 

ポチった瞬間  マイナス \200,000  からスタートなんです。

 

因みに現在のFX会社のスプレッドはというと、競争が激化しており手数料が安い会社は、USD/JPY のスプレッドが 0.3 銭 ほどです。

当時と 13倍ほど 違うんです。

素人がFXをするにはメチャクチャハードルが高い時代でした。

 

結果は、、、

 

ポチった瞬間の マイナス20万円の表示に身体が順応せず、呆然と数分間チャートを二人で眺めていました。

「何これ?」「なんやねん ホンマに!!」「訳がわからん!!」

などと二人でブツブツ言いながらチャートを眺める事 5分ほど、、、

チャートは奇跡的に上昇を始めたのです!!

時間はたしか18-19時頃だったと思います。

ククククッッ と上向きに チャートが動き、損益が

——- 口座損益   プラス 100,000 ——–

と表示されたんです!!

 

「 うぉぉぉぉぉぉぉ~~~!!! 」(二人)

 

と雄たけびを上げました!!

 

「 早く売って、早く、早くぅぅぅ!!」(チビ太)

 

ポチィッッッ!

 

「チビ太さん 150,000 勝ちましたわ 」(悪友ドヤ顔)

 

その瞬間 嬉しかったのは嬉しかったのですが、今まで経験したことのない凄まじい迄の高揚感と恐怖が襲ってきたのを覚えています。

 

「このFXっちゅうヤツ この LOT でやったら アカンやつや・・・」(悪友)

「んだねぇ・・・」(チビ太)

「・・・・」(悪友)

「・・・・」(チビ太)

 

 

 

 

「とりあえず ZOO (ミナミにあるオスカー系列のキャバクラ)にでも飲み行きますか」(チビ太)

「ですね、、」(悪友)

っていう事で その晩は いつものキャバクラに行き

お気に入りのおねいちゃんに したり顔で 投資家 debut を鼻息荒く伝えた 若き日のチビ太でした。

因みに悪友との会話ですが、普段はお互い丁寧語です。

ツートップで組織をまとめており当時 お互い下の子達にはかなり厳しい口調で接していましたが 二人で話すときは常に丁寧語でした。

悪友の年齢がチビ太より2歳上ってのもあるんですがお互い敬意を持って接していたからだと思います。

気分は投資家

 

華々しく \ 150,000 のプラスで FXデビューを果たした二人でしたが、直後から地獄の日々が始まったのです、、、

悪友の口座で運用するのはやはり良くない (個人でやった方が手っ取り早く儲かる) と思い

悪友から300万円を返してもらった後 自分でさらに500万円用意して

自分の証券口座に800万円をぶち込み

チビ太のFX物語が始まりました。

始めての取引で一人頭 \75000 勝っているので 気分は既にプロの投資家です。

この勢いで行くと

「月間 200万円 ! 年間で 2400万円くらい相場で稼げるなぁ。」

「税金とかどうしよう、、」

「西成にいるルンペ〇に手間賃払って口座作ってもらえば良いか」

「払わないで逃げたろっ」⇐最低です

なんてアホみたいなこと考えてました。

当時 開業したての大阪日本橋のマウスコンピューター(現在とは場所が違った。当時の画像が見つからない、、)
でデスクトップPCを購入

 

 

その足でOPENしたての難波のLABIヤマダに行き、SONY VAIO「type U」を購入しました。

 

 

当時の最新機で、世界最小・最軽量 持ち運びが出来る「type U」は

チビ太のような 秒刻みで稼ぎ続ける投資家には最適なガジェットだと勝手な勘違いをして その気になって購入したのを覚えています。

 

そしてこの「type U」君ですが、、

この後、マイナスのポジションを保有し続け常に負け続けてピリピリしているチビ太に文句も言わず、トイレ、風呂、仕事場、旅行など どこへ行くにも強制的に付き合わされ 最終的にボロ負けしたチビ太にアスファルトに叩きつけられて粉々になり その命が尽きるまで付き合わされる運命となるのです、、、

無謀な取引の末

 

800万円ぶちこんだ自身の口座でFXをやり始め、当初は10万通貨、20万通貨でチョロチョロ~っと取引を重ねていたチビ太ですが、勝つときは1-2万円ですぐに決済してしまうのですが、含み損が出始めると損切出来ずにズルズルと保有し続けてしまい、傷が浅いうちに決済することができず、、

損益(含み損)がマイナス20万円、30万円と増えてしまいました。

勝ちは数万円、負けは数十万円、バランスが悪すぎます。

その頃になると、、、その頃って言っても初めて1か月くらいです(笑)

含み損の数十万円を一気に片付けるためにはどうすれば良いのだろう?と毎夜真剣に考えるようになりました。

ごめんなさい 嘘です。

考えは既にまとまっていたんです!!

その答えとは!!

 

そう。伝家の宝刀 フルレバレッジ !!

 

一発勝負すれば短時間で挽回が可能!!

レートがほんの少し動くだけで一気にプラス域にまで捲る事が可能!!

使うしかない、、

今だ、、

仕事も手につかず、24時間考えるのは相場の事ばかり、、、

夢にまでチャートが出てくる、、、

そんなストレスMAXな生活に自身の手でピリオドを打つ!!

やるんだ!!チビ太!!

 

使うんだ 資金をフルに、、

 

100倍界王拳だ!!!

 

ポチィッッッ!

 

 

 

 

ぎゃ~~~~!!!! 逆逝った~~~~!!!!!

 

 

みるみるうちにマイナスが増えてゆく、、、、

20万、、

30万、、

50万、、

100万、、

待て、待て、待て!!

冷静になれ !!

ここで損切りすれば、100万円の負けで一度リセットしまた勉強しなおせば良い!!

損切するんだ!!

早く、、

早く、、

ポチれ、

今だ、、

 

 

ダメだ、、押せない、、

 

マウスの上の人差し指が空中でプルプルしている、、

怖い、、100万円の負けが許容できない、、、

待てば必ず レートが戻ってくる!!

だから、

今は我慢、

我慢する、

画面から片時も目を離せない、、

トイレに行くにも 相棒の 「type U」 を持っていき、

シャワーを浴びている時も風呂場のドアを半分開けて「type U」を見ている、、

シャンプーの時も目を閉じれない、、片目づつ激痛が走る、、

シャンプーのせいなのか、疲れすぎているのかわからないが猛烈に目が痛い、、

腹も空かないし、、気持ち悪いし、、、手足は冷えて、、、変な汗でるし、、、

そんな極限の状態が1週間ほど続き、、、、

 

ある日の夕方、、

相場の動きが弱まっていたので、、

ベッドに横になり2時間寝れただろうか、、、

うたた寝から目を覚まし

相棒の 「type U」を引き寄せる、、

 

 

——- 口座損益   マイナス 7,400,000 ——–

 

ええええええええっーーーーーー!!!!

なんで うたた寝してる間に マイナス 750万になるんだよ~~!!!

いっつも損切した後は、元のレートに戻って来てたじゃん!!!!

だから思い切って 100 倍界王拳使ったのに!!

なんで、損切していない今回に限って戻らねーーーーーんだ!!

あぁ~~

まだ下がってる~、、、

 

 

 

とその数秒後、、、

 

——- 口座損益   0 ——–

 

えっ!!!

何???

いきなり爆上げして戻したの?

何???

んっ!?

口座残高 240,000 円

えっ!!!

なんで、、

ま、まさかこれが、

きょ、きょ、強制ロスカットォォ !!!

証券会社が、顧客の残高がある一定の金額まで減少すると強制的にポジションを決済してしまうシステム、、

FXを開始して 一ヶ月足らずで発動するとは、、

これが 1回目の大負けの話、、

776万円の負け。

その日の夜、悪友に強制ロスカットになったと報告したのですが、

悪友は口座に1500万円入れていたらしく、、

チビ太よりも大ロットで 100倍界王拳 を使用していて損切出来ずに1200万円の含み損を抱えているとの事、、

その翌日、悪友も強制ロスカットを喰らい 1450万円ほど負けたとさ。

FXを始めて1か月、二人で2200万近く負けた話でした。

 

 

復活を誓った二人に さらなる悲劇が襲う、

次回 (更新日未定)

「 海外口座でレバレッジ400倍  400倍界王拳の破壊力  」の巻