和牛専門店の開店準備が忙しく、eBay輸出に手が回っていない ちび太ですぅ。
いつもはふざけた事ばかり書いているのですが、本日はちょっと真面目な話です。
本日はヨーロッパのバイヤーから関税が高いと怒られている方に朗報です。
余計な関税がかからないようにする方法をお伝えしちゃいます。
Contents
CIF価格とFOB価格って知っていますか?
FOBとCIF を簡単に説明
FOBとCIFとは、貿易で使う船舶や航空機の運賃や保険料をどちらが負担するかという条件のことです。
FOB ➡ 運賃・保険料を買主(輸入者)が負担。読み方はエフオービー。
CIF ➡ 運賃・保険料を売主(輸出者)が負担。読み方はシフかシーアイエフ。
FOB価格とCIF価格の違い
FOB価格とCIF価格の違いは、運賃・保険料込みがCIFで、運賃・保険料が含まれていないのがFOBです。
FOB価格だと見た目は安いのですが、買主(輸入者)が輸送や保険の手配をするので、その分の費用も計算に入れて検討する必要があります。
現状我々がeBay輸出でバイヤーに商品を発送しているのは CIF という運賃・保険料込みでの販売方法です。
EUはVAT関税が必要
EU向けの発送の際
CIF価格に対して、20%~30%程度のVAT関税が発生します。
インボイス作成時に フライト運賃を記載しないと
総額の運賃にVAT関税が算出され、結果としてバイヤーにとって大きな負担となってしまうことになります。
◆商品代金 100 ドル
◆フライト運賃 150ドル
本来は 商品代金 100 ドルに対してのVAT関税 20-30%程度(20-30ドル)をバイヤーが負担するだけなのですが、、
フライト運賃をインボイスに分けて記載しなかった場合は、商品代金+フライト運賃 の250ドルに対してVAT関税 20-30%程度(50-75ドル)をバイヤーが負担する事になってしまいます。
そうなると、ヨーロッパのバイヤーから怒ってメッセージが来てしまうのも理解できますよね。
◆100ドルの商品を購入しただけなのに税関から連絡が来て税金が$75と言われた!!どうしてくれるんだ!!
◆税金払えないから受け取り拒否する!
何て経験はありませんか?
受け取り拒否されてしまうと、EUからの返送料もセラー負担となりますし最悪の場合 商品を輸入したと見なされて日本に到着した際に輸入関税が取られたりします、、
輸入関税を支払いたくない場合は 再輸入免税の申請をすればOKです!
今回の記事の趣旨とは少しずれていますので、税関のリンクを貼っておきますのでご興味のある方はリンクをクリックしてみてください。
DHL+ でインボイス作成すればOK!
ちび太 は DHL LOVE ですので DHL+というDHLが提供してくれている無料shippingツールを使用しています。
DHL+のインボイス入力画面で説明しますね。
① インボイス作成画面で その他の費用を追加 をクリック
② アイテムのみの仕入れ価格とフライト運賃を分けて入力する
たったこれだけの作業で、EUのバイヤーからの恐怖のメッセージから解放されます。
まとめ
◆ EU宛てのインボイスは必ずフライト運賃と仕入れ価格を別に記入する
◆ 送料込みの金額でインボイスを作成しない!
◆ アメリカ宛ては800ドルまで税金はかからない。
◆ 発送代行業者の中にはフライト運賃を入力することを知らない業者もいるので要確認です。
◆ HIROGETEや日本郵便国際郵便マイページでのフライト運賃の入力方法はご自身で調べてケロ