ここ数年 eBay輸出に取り組まれている方が段々と増えてきており
eBayは大変な盛り上がりを見せています。

当ブログにも

「現在国内転売をやっているんだけどeBay輸出を始めてみたい」
「物販は全くの素人なんだけどeBay輸出って良さそう。どうやって始めたら良いですか?」
「カメラ転売塾に入っていたんだけど不良在庫が増えて借金を抱えてしまったので
無在庫販売教えてください」

など様々なメッセージをいただいております。

今後も確実に盛り上がるであろうeBay輸出

このページではeBay無在庫輸出の具体的な流れやメリット、デメリットなど
eBayの全てをお伝えしてゆきます。

eBayって何??

その規模は
eBayの利用者数は驚愕の1億6000万人。

2018年のデータでは

ヤフオク利用者 1880万人
メルカリ利用者 1700万人

という事ですので国内ECサイトの 約9倍の規模があり
eBay参加者は日本の総人口より多いのです。

その巨大なプラットフォーム内で毎日膨大な数の商品が取引されているのです。

eBay輸出って本当に稼げるの?

稼げるという基準は人それぞれ千差万別ですが

私の感覚で恐縮ですが、個人物販で一つのプラットフォームからの収入が月に100万円を超えたら
稼げているといっても良いのかな?と思っています。

そういった意味では私は複数の仕事をしながらも、eBay輸出で月の利益が100万円以上ありますので
簡単に言ってしまいますがeBay輸出は稼げると言えます。

2種類の参入障壁がある

eBay輸出は長期的に継続してゆけば比例的に利益が積みあがってゆく
長期資産構築型のビジネスモデルです。

ですが資産を構築するにあたり初心者には参入障壁があるのです。

一つ目は言葉の壁です。

総じて日本人は英語が苦手だと言われていますよね。

eBayでのデフォルト言語は英語です。その他スペイン語、ロシア語などで世界中のバイヤーと
メッセージのやり取りをする必要があります。

それを聞いただけで拒絶反応を起こし
「 英語でのやり取りなんて絶対に無理!! 」
「 国内物販の方が楽! 」

などの理由からeBayに参入しない方が多数おります。

二つ目はリミットと言われるeBay独自の出品規制です。

eBayを始めたばかりのセラーには販売個数と取扱金額に制限がかけられているのです。
2019年6月現在 ( 出品件数 10アイテム 、出品金額 $500 )

リミットの目的としては、
新規セラーが数千の商品を大量出品し商品代金が入金された後商品を発送せずに
詐欺行為を働いたりすることの抑制がメインだと思われます。

日本国内のヤフオク、amazonではそういった詐欺被害が多いのも事実です。
eBayでは原則1カ月に1度、リミットアップの交渉が可能です。

交渉を重ねてゆき地道に出品数、出品金額を増やしてゆき信用を付けてゆくことによって
売上を伸ばしてゆくプラットフォームとなっています。

上記2つの参入障壁からビジネスに対して真摯に向き合う事ができる質の良いセラーだけが残るという構図になっています。

敢えて厳しめに記載しましたが私自身はというと
英語力に関しましては数年eBayに携わっておりますが未だに中学英語も危ういレベルですが
リミットに関しては交渉を続け 現在私のメインアカウントは 出品件数 60000アイテム 出品金額 は7億円 を超えました。

アカウントが成長してくると信用が付き高額商品もポンポン売れるようになります。
出品数に比例して販売数が伸びるので売上が安定してきます。

他の海外輸出、国内転売等とは少し勝手が違いまして
eBay輸出に関してはリミットを上げ アカウントを育つまで 6か月~1年間コツコツと続ける事が大切なのです。

初月から100万円稼ぎたいという方はeBayに向かないと思いますし
初月に100万円稼げる物販があるのでしたら逆に教えてほしいくらいです。

飽和しないのか?

前述しましたが規模が大きいので現状飽和に関しては考えなくても大丈夫です。

ですが ある特定のカテゴリに関しては飽和とまではいきませんが参入者が多いカテゴリはあります。

えばカメラのカテゴリです。
キャノンやニコンに限らずSONYやPanasonicなど国産メーカーのカメラは新品 中古問わず
世界中で大変人気ですのでeBayでも大変人気のカテゴリです。

取引量が大変多いので参入している日本人セラーも多くなっています。

参入者が多いからと稼げないという事ではなく稼いでいるセラーさんも数多おりますが
値付けや仕入れに選球眼が要求されるカテゴリ―となっています。

私は敢えてカメラカテゴリに参入していません。
視点を少しだけスライドしライバルが少ないカテゴリを選んで出品しています。

なんと言ってもeBayには膨大なカテゴリ、参加者がおりますので今のところ飽和の心配はありません。

出品から販売までの流れ

eBayでの輸出には大きく分けて2種類の方法があります。

・自分の手元にある商品を販売する有在庫輸出
・実際には手元にない商品を先に出品して売れてから商品を仕入れる無在庫輸出

有在庫輸出
リサーチ ⇒ 仕入れる(仕入資金が先に必要) ⇒ 出品する ⇒ 売れる ⇒ 海外へ発送

無在庫輸出
リサーチ ⇒ 出品する ⇒ 売れる ⇒ 仕入れる(売れた後に仕入れる、資金効率が良い) ⇒ 海外へ発送

どちらが良いかは個人の好みや資金量によって変わってくると思いますが
私がお勧めするのは無在庫と有在庫の併用です。

仕入先

eBayでの落札履歴を調べると、自分以外の日本人セラーがアイテムをどこで仕入れているかが大体わかるようになります。
多くのセラーが利用しているのは、amazon、楽天ショップ、ヤフーショップなどです。

そしてここ数年増えてきているのがメルカリ、ラクマです。

amazoからは新品商品の出品が多いのですが、メルカリ、ラクマからは中古商品の出品も多いですね。
様々なサイトからいくつものアイテムを出品し利益を積み重ねてゆくのが最近の流行りです。

無在庫出品のメリット、デメリット

無在庫出品は、商品が手元に無い状態で商品を出品する手法です。

イメージとしてはamazon倉庫や楽天出品者の膨大な在庫商品の中から利益が出る商品をリサーチし
仕入を起こさずにeBay上のあなたのショップで大量に出品している状態です。

メリット

・資金が少なくても大量に出品することが可能

出品する際に仕入を起こさないので手元の資金を使わずに大量出品することが可能

・資金効率(キャッシュフロー)が非常に良い

世界中のバイヤーがあなたの商品を購入して、あなたの手元に商品代金が入金された後に仕入をすれば良いので資金効率が非常に良い。
入金されるのはバイヤーが購入した瞬間なので商品が売れるのと同時に利益が手元に入る。
私が今まで携わってきた数多のプラットフォームの中でも eBay のキャッシュフローは最速で最強です。

・消費税還付が受けられる

還付は有在庫出品でも受けられるのですが無在庫出品との相性が良いのでこちらに記載しました。
個人の場合は確定申告後、法人の場合は決算後に仕入金額の8%が国から還付されるのです。

無在庫大量出品をする際 利益を0円に設定すれば大量の注文が入ります。

1ヶ月の売り上げが300万円と仮定。
仕入金額が250万円だったとすると

 250万円 × 8% = 20万円が還付されるのです。 

販売時の利益が0円でも毎月20万円が利益として残るのです。
しかも税金の還付なので無税です。

この記事を書いている2019年6月現在
今後 消費税が10%に増税されると噂されています。

消費税が10%になると、作業量や作業内容が変わらないのにも関わらず
先程記載した毎月20万円の利益が 25万円に増えるのです。

消費増税が決定すると還付金が増えるので
新規参入者が増えることが予想されます。

冒頭に ”今後も確実に盛り上がるであろうeBay輸出” と記載した理由はここにあります。

 

デメリット

 

・即金性がない
アカウントを育てながら薄利で大量に出品してゆく事が多いので初月から数十万円という利益は見込めない。
その反面アカウントが育った際は売り上げが安定する。

・在庫切れのリスクがある
バイヤーから購入された際に商品が既に国内で売切れになっている場合がある。
在庫管理ツールなどでしっかりと商品管理をすることで対応が可能。

 

有在庫出品のメリット、デメリット

 

有在庫出品はその名の通り ご自身の手元にある(仕入後の)商品を出品する方法です。

メリット

 

・在庫切れを起こす心配がない。
ご自身の手元にある商品を出品する訳ですから、在庫切れとは無縁です。
精神衛生上とても快適です。

・利益率が高い
リサーチした商品が格安で売られている時(例えばメルカリ、ヤフオク等で相場より安く販売されている)に
仕入をしておくことがセオリーなので無在庫出品に比べて利益率が高くなる傾向にあります。

 

デメリット

 

・仕入資金が必要
1ヶ月100万円の売上を作ろうと思うと仕入資金が30万円~50万円程度必要になる。
1ヶ月300万円の売上を作ろうと思うと仕入資金が90万円~150万円程度必要になる。

現金やクレカの枠が必要になるので参入障壁が高くなりがちです。

・不良在庫を抱えるリスクがある
有在庫を重ねてゆくとトレンドが変わり不良在庫となる商品が出てくる。
また 価格の変動が起き赤字になってしまう事がある。

 

eBayでのトラブル こんな時は

 

有在庫、無在庫に限らず避けては通れないのはバイヤーとのトラブルです。
よくあるトラブルについての解決方法をお伝えします。

・在庫切れ

どんなに注意をしていても、避けては通れないのが在庫切れです。
無在庫販売だけではなく、有在庫販売の際にも自宅での紛失や破損リスクが少なからずあります。

在庫切れが分かった時点で、バイヤーさんに誠心誠意謝罪するのが一番の解決方法です
早期に謝ればトラブルになることは ほぼありません。
日本と違い、海外通販では在庫切れが頻繁にあるようでほぼ全てのバイヤーさんは
「 OK OK 返金して」と言ってくれます。

在庫切れにならないように注意することが大事ですが
注意をしていても起きてしまう事ですので 気持ちの上で割り切ることも必要です。

・商品の不着

郵便事情が悪い国だと稀に商品が届かない事があります。
特定の国を発送除外したり、保険をかけて発送するようにすれば大丈夫です。

・赤字販売

無在庫出品の際に出品時は利益の計算をして出品していたが
売れた時にはプレミア価格になっており赤字になってしまったという事があります。

数百円の赤字なら必要経費として割り切りそのまま発送しますが
数千円の赤字であればバイヤーさんに謝り取引の中止をお願いします。

悪い評価やアカウントに傷が付くことを気にするあまり
2000円程の赤字なら我慢して発送するという日本人セラーもいらっしゃいますが

私の場合は赤字は嫌なので基本的には取引を中止します。
独自の謝罪方法、代替案などを駆使しており100%のアカウント評価を維持出来ています。

在庫切れと同様に注意することが大事ですが
注意をしていても起きてしまう事ですので 気持ちの上で割り切ることも必要です。

 

eBay販売を行う上での注意点など

 

ハンドリングタイムの設定

商品が売れてから発送するまでの日数をハンドリングタイムと言います。
ハンドリングタイムを超えてからの発送はアカウントに傷が付いてしまいますので
長めの設定をオススメします。

無在庫販売の際 仕入た商品が破損していたり間違った商品が届くことがありますので
私は10日間に設定しています。

稀にバイヤーから早く商品を送ってくれと催促が来たりしますが
説明文にハンドリングタイムは10日間と記載している旨を伝えれば問題ありません。

 

同一タイトルの商品を出品しない

 

eBayは同一タイトルの出品には大変厳しいです。
色違いの商品を出品する際などに気にせず同一タイトルで出品していることがありました。

eBayから警告がありますので修正すれば問題ありませんが
警告に気が付かずに数回放置してアカウントが一時停止になった方がいます。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。eBayは巨大で需要が枯れない市場なので是非取り組まれることをおすすめします。
世界中のバイヤーとメッセージのやり取りをしながらグローバルに商品を販売するビジネスですので大変有意義でやりがいがあります。

多少の参入障壁が良い方向に働き間口が狭い分 一度飛び込んでしまえば大変稼ぎやすいビジネスです。
是非やってみたい、わからない事、不安な事などございましたらお気軽にメッセージください。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。